zSpace用のVRアプリを開発しました!

こんにちは!突然ですが、皆さんは「zSpace(ズィー・スペース)」をご存知でしょうか?
zSpaceは専用のディスプレイとメガネ、スタイラスペンを使い、現実世界同様の感覚で物体を見たり、作ることができるVRソリューションです!

20170508-6そんな「zSpace」が、5月17日から東京ビックサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」にて、加藤文明社さんのブースで体験できてしまうのです!
なんと!そこで体験できる内容に「おてつだいプリンセス」「だんごむしコロコロ」「きょうりゅうがかり」の三点も含まれています!

今回この記事では、EDIXに向けたzSpace用のコンテンツの開発経緯をご紹介したいと思います!

20170508-4~さかのぼること数か月~

加藤文明社さん「zSpaceって知ってる?」
スポーク「あ、知らないです。」
加藤文明社さん「VRの機材なんだけど見てみる?」
スポーク「はい。」
加藤文明社さん「どう?面白いでしょ。」
スポーク「おお・・・良いですね。コレ。」
加藤文明社さん「今度さ、EDIXの加藤文明社のブースでzSpaceを展示するんだけど、展示用のアプリ作ってみない?」
スポーク「楽しそうですね。やります!」

20170508-5・・・おや?何やら面白そうなプロジェクトが動き出しましたね。
そうなのです!開発のきっかけは加藤文明社さんからのお誘いから始まりました!

「zSpace用にどんなVRコンテンツを開発しようか」
一度はゼロから作り始めることも検討したのですが、既にリリースしたアプリがどのくらいのコストで移植できるのか?
また、タブレットやスマホなどでは味わうことのできない体験や、そこから何を発見し、感じることができるのか?
この2点を明確にするために、既存アプリをzSpace用に作り変える方針で開発がスタートしていきました!
 20170508-3 zSpace用に作り変えるにあたり、大きく立ちはだかった壁は「操作」に関することでした。
タブレットやスマホとは異なり、zSpaceは実際にそこに物があるように投影されているので、「指だけを使った平面的な操作(2次元)」ではなく「全身を使う空間的な操作(3次元)」に切り替わります。

20170508-7だんごむしを転がすだけでなく、持ち上げるときの操作をどうやって表現しようか?
プリンセスにケーキを渡すまでの空間の演出は?
実際にきょうりゅうにエサをあげているように感じてもらうには・・・?

画面上だけで完結しない、プレイヤーと物との奥行きをどう表現していくのか。
社内で試行錯誤した結果、従来のオブジェクトの配置とレイヤー構成を見直し、再構築していくことでzSpaceでしか味わうことができない空間的な操作を実現することに成功しました!

20170508-1だんごむしコロコロではレイヤーを3段階に構成。地面にいるだんごむしはディスプレイの奥に、だんごむしを入れるカップと、持ち上げただんごむしは手前に配置します。
これにより、自分とだんごむしとの間に空間が生まれ、画面内から本当にだんごむしを持ち上げているような感覚を体験することができます。

20170508-2おてつだいプリンセスではケーキとプリンセスの位置を入れ替え、プリンセスと持ち上げたケーキをディスプレイの前面に配置することで画面上に奥行きと空間を作り出しました。
画面奥から手前にケーキを運ぶ感覚や、プリンセスが目の前で変身する、臨場感を味わえます。

実際に遊んでみるとこんな感じ!

20170508-8奥行きを感じる操作感により、現実により近い体験や、想像力が育まれていきますね。

いざ、開発を終えてみて、真っ先に感じたことは「作る側も、遊ぶ側もとっても楽しい!」でした!

一見、zSpaceでの開発は難しそうに見えますが、Unity用のSDKがzSpace社から公開されているので
普段アプリ開発をしている方ならzSpace用のコンテンツ開発の敷居は低いと思います。
Unity開発の既存のアプリを立体視にしてみたり、スタイラスの操作に対応させるだけであれば
2~3日で実装可能なのではないのでしょうか。
ただ、タブレットやスマホのタッチ操作(2次元)からスタイラス(3次元)での操作に最適化させる際には調整や工夫などが必要ですね!

参考までに、開発環境・PCスペックの情報を載せておきます。
▼開発環境
Unity 5.3.5f1

▼PCスペック
OS:Windows10 PRO
CP:Intel Core-i7
搭載メモリ:16GB
ビデオカード:Quadro M2000

以下、開発スタッフの感想です!
・ハードとして完成度が高いと思った。操作に対する遅延がなく、スタイラスでつかんで画面の向こうからこちらに持ってこられるのはすごい。
・初めて触ると立体視したときのオブジェクトの存在感がすごくてちょっと感動する。
・教育現場にあったら子どもたちが喜びそう。

いかがでしたか?
新VRディスプレイ「zSpace」。少しでも面白さを感じた方は是非、
5月17日から19日まで、東京ビックサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」、加藤文明社さんのブースまで足を運んでみてくださいね!